延命十句観音経

えんめいじっくかんのんきょう


観世音 南無仏

かんぜおん なむぶつ

与仏有因 与仏有縁

よぶつういん よぶつうえん

仏法相縁 常楽我浄

ぶっぽうそうえん じょうらくがじょう

朝念観世音 暮念観世音

ちょうねんかんぜおん ぼねんかんぜおん

念念従心起 念念不離心

ねんねんじゅうしんき ねんねんふりしん

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「十句観音経(じっくかんのんきょう)」は、わずか十句・四十二文字で、仏教の全経典の中でもっとも短いものです。

治る見込みがないと医者に見離された重病人が、この経典を千回唱えたら、奇跡的に回復したという話から「延命十句観音経(えんめいじっくかんのんきょう)と呼ばれています。

「十句観音経」が教えるのは、ただひたすら観音菩薩を念じ、その功徳を信じる事の大切さです。

その意味では「十句観音経」は、「観音経」の真髄をあらわした経典であり、観音信仰の心をズバリと表現していると言えるでしょう。

「延命十句観音経」を毎日一千回唱えると御利益があるというが、それはなにか神の力が自分に及ぶというのではなく、自分自身の心が定まり、安楽の境地に近づくということではないのでしょうか。













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